Bridle Leather & Ruga Shoulderブライドルレザー&ルーガショルダー
英国製の伝統ある馬具用革ブライドルレザーを表側に、
シワ模様を活かしたショルダー革を内側に使用。
堅牢で、たくましい佇まいが美しい、格調高いシリーズです。
革について
ブライドルレザーBridle Leather
最大の特徴は
表面に浮き出る白い粉
「ブルーム」
古くから馬具用の革として使用されてきたブライドルレザーは、もともと堅牢な皮革ですが、光沢やぬめり感・防水性を与えるために、何度もロウ(ワックス)を浸透させます。塗り込んで浸透させたロウが表面に染み出し、白い粉がふいているように見えるのを「ブルーム」と呼びます。
このブルームの変化を味わうのがブライドルレザーの最大の魅力。ふき取り磨いていくと表面が整い、ブルームが光沢へと変化していきます。
ルーガショルダーRuga Shoulder
ベルギーのタンナーで鞣された
トラ(シワ模様)が特徴的な
ショルダー部の革
ルーガショルダーとは、ベルギー唯一のタンナーで鞣されたショルダー部位の革。 最高級とされるフランス原産のショルダー部位の原皮から、さらに厳選したものだけを用いて、ショルダーの特徴でもあるトラ(シワ模様)を活かすように仕上げられています。
その模様は自然なものなため、一枚一枚また部位によっても異なります。それが個性であり、他にはない魅力です。 きめ細やかで、つややかに仕上げられたこの革は、生産過程での多加脂により、使い込んでいくと著しく増す独特の味わいと、深みのあるツヤがお楽しみいただけます。
美しい裁断面(コバ)
ステッチングが目を引くトラディショナルな印象のモデルですが、このシリーズの見どころは、レザーを切り落とした裁断面(コバ)の美しさです。コバ面を美しく仕上げるために、ブライドルレザーとルーガショルダーを縫い合わせた後に裁断。組み立て後、コバの部分を均一に慣らし、形状を整えるため削り、サンドペーパーでコバ断面を研磨します。その後、目止め液を使用してコバ断面の毛羽立ちを抑えて滑らかに磨き、赤色のニスを塗布して仕上げます。これは昔ながらの本磨きの流れをくむ技法で、この技法により、ヒビ割れや剝離がおきにくく、耐久性がより高くなっています。
ぜひ手に取って繊細なディテールをお楽しみいただきたい、キプリスの自信作です。